ユーミンの「5cmの向う岸」って身長差を笑われるのが嫌でギクシャクして別れてしまうカップルの話なのだけど、最後の最後に「♪若いころには人目が大事よ/もっと大事なやさしさなくしても/気づかない こともある」って歌われる。今までカップルのことを描写していたのにこの部分は直截的で、蛇足にも感じていたんだけど、人目を気にしてギクシャクしてしまった人たちや、今まさにギクシャクしている人たちに「それでもいいんだよ」ってメッセージなのかもしれない。そう考えるとユーミンの誠実さが伺えるようで、素敵だ。