『ラブライブ!サンシャイン!!』にハマりにハマっている今だから、ほっておくと忘れてしまうような気がするので記しておく。忘備録である。

「『ラブライブ!』のガチファンは『サンシャイン!!』には行かなかったんでしょ?」と今でも時々言われる。確かに『ラブライブ!』はリアルタイムじゃなかったファンが『サンシャイン!!』には多く見られる気がするし『サンシャイン!!』に行ってしまうことでμ’sのとの思い出が変質してしまうのが嫌なので触れないようにしている、みたいなファンもいることだろう。

自分はどちらも楽しめているので、今ひとつよくわからないのだが、当初は『サンシャイン!!』への忌避があった。それがなんであったかいま正確に思い出すことは難しいのだが、電撃G’s magazine2015年6月号の例のアレ(※)を見て漠然と「あぁ……次が用意されている」と思った。劇場版を前にしてμ’sの終わりを突きつけられた気がして悲しくなった。

千歌以外のキャラクターが発表された時だって『ラブライブ!』の終わりを突きつけられたことへの抵抗から「くどいキャラデザインだ」「変な名前」などと真正面から『サンシャイン!!』を見ることができなかった。

しかし、ファーストシングル「君のこころは輝いているかい」を聴いて僕のこころは全て『サンシャイン!!』を肯定することとなった。こんなにいい曲を歌うならなにがあっても大丈夫だ、と。我ながらチョロいもんである。

それからはもうまっしぐらで、翌年1月11日のゆうぽうとホールのイベントに参加し、キャストを初めて見て、めちゃくちゃいい……。その夜のニコ生を見て「夏からアニメか、早いな……」と、μ’sのラストライブ前だというのに「それはそれ!」となったのであった。

「それはそれ」なのだが『サンシャイン!!』のキャストがμ’sについて言及しないことは(プロジェクトとして触れることが禁じられていたように見える)、μ’sとは別の物語として成功させようという点で評価できるが、それなりに悲しいなと思っていて、だから2017年9月21日(木)開催の東京ゲームショウ2017のスクスタ発表会で並んだえみつんとあんちゃんには感激したものである。穿った見方だが、もしμ’sのファンを逆なでしないように触れることが禁じられていたとすればこれほど悲しいことはないな、と思う。

※ 例のアレ「助けて!ラブライブ!」